この記事は2015年10月に執筆したブログ記事を、一部加筆して再掲したものです。
仲の良い職場の同期が転職したので、卒業旅行的なノリでヴェネツィアへ行ってきました。
執筆当時、劇場版ARIAが公開中でしたので良いタイミングで行くことができました。
About Venezia
ヴェネツィアはイタリア北東部の都市です。水の都として有名な観光地でもあります。
時差はおよそ7時間、気候は日本に近いので過ごしやすいと思います。
現地はイタリア語圏なので英語は通じませんが、観光地なので案外なんとかなります。
Ciao(チャオ・挨拶) と Grazie(グラッツェ・感謝) を覚えておけば便利かもしれません。
通貨はユーロです。物価はかなり高めの印象ですので余裕を持っておいたほうが良さそうです。
ヴェネツィアまでの航路
ヴェネツィアまでの航路は選択肢がたくさんあります。
私達は成田からカタール航空でドーハを経由しヴェネツィアへ向かいました。
最短経路で飛行すると中東の紛争地域上空に被るため、迂回して飛行していたのが印象的でした。
現地での移動
到着後、空港にて陸上バスと水上バスを72時間乗り降りできるチケットを購入。
ヴェネチアでの移動はこのチケットさえあれば概ね問題なく、現地での必需品となりました。
道路はラウンドアバウト(信号がない交差点)が多かったのが印象的でした。
適当な文化
入国審査のスタンプが雑だったり、閉店のタイミングが店員の気分だったり、ホテルの受付がいなかったり。
自販機にお札をいれてもお釣りが出てこなかったりしたので、注意したほうがいいかもです。
良くも悪くも適当な文化を垣間見れて面白かったです。
ちなみにJCBはほぼ使えません。ステッカーが貼ってあっても使えませんでした。
治安はそこまで悪くないですが、物乞いがついてきたり、日本語で客引きしてくるぼったくりがいるので注意は必要です。
ホテル
値段重視で決めたので、ヴェネツィアではなく隣町のメストレにあるホテルに宿泊しました。
ホラー映画にでてきそうな場所で、施設も綺麗ではなかったのですが、朝食の焼き立てクロワッサンは美味でした。
むしろ宿泊先が観光地ではないため、現地のスーパーで安く買い物できたのが良かったです。
現地の手洗い事情
現地に公衆トイレはほとんど無く、何処かしらのカフェで借りるのが一般的のようでした。
手洗いを借りる代わりに、そこで飲料を購入するなり食事するなりするのが礼儀です。
(日本が綺麗すぎるのだけど)手洗いは綺麗ではなく、便座すらない場合もありました。
トラットリア
現地の飲食店にはいくつか種類があります。
- 「リストランテ」高級レストラン
- 「トラットリア」庶民的なレストラン
- 「ピッツェリア」ピザ屋
- 「オステリア」居酒屋みたいな場所
現地はそもそも物価が高いので、リストランテはかなり高額です。
私達は現地にたまたまいた知人に案内頂いた良心的な価格のトラットリアにてディナーを頂きました。
店員のおじさんがフレンドリーで、なぜかTicTacToeで遊びました。片言の日本語が面白かったです。
サンマルコ広場
ヴェネツィアでまず最初に来るべきはサンマルコ広場でしょう。
一瞬、ディズニーシーとそっくりだなと思いました。(もちろん逆なのですが
本当にARIAの世界に迷い込んだような気分になりました。「すごい」しか発言してなかった気がします。
広場ではあちこちでヴィヴァルディの生演奏が聴けました。至福。
カフェ・フローリアン
サンマルコ広場にある、カフェラテ発祥の地で有名な喫茶店です。
本命のカフェラテはもちろん、デザートも店内の雰囲気も最高でした。
こちらでもクラシックの生演奏を聴くことができ、いつまでも座っていたい気分でした。
鐘楼
圧巻の景色に息を呑みました。素晴らしいの一言です。
この場所からヴェネチアを一望することができます。ちょうど正午の鐘を聴くこともできました。
姫屋
金銭面に余裕があればヴェネツィア本島にある「ホテル ダニエリ」に是非泊まりたいですね。
ARIAファンならご存知「姫屋」のモデルとなっている場所です。
バルコニーからは大海原が一望できます。
螺旋階段
「パラッツォ・コンタリーニ・ディ・ボヴォロ」という建物らしいです。
劇場版ARIAでアイちゃんがあずさちゃんとアーニャちゃんに出会う場所。
目印もなく、目立たない場所にあるため、実際に見ることができて良かったです。
カジノ
世界最古の国営カジノです。作曲家ワーグナーが亡くなった場所としても有名。
正門が運河側にあり、建物は美しく、ドレスコードもある格式高い感じの場所でした。
ディーラーが無愛想だったのが残念でしたが、ルーレットで2ユーロだけ勝ちました。
サン・ミケーレ島
ヴェネチアの島の一つで、島全体が墓地になっています。
墓地なので撮影は控えましたが、作曲家のストラヴィンスキーもこちらで眠っていました。
そよ風が心地よく、美しい場所でした。
ムラーノ島
ヴェネチアングラスで有名な島です。散歩するだけで様々なグラス製品を見ることができます。
島内のガラス美術館では、ヴェネチアングラスの歴史を辿りながら鑑賞することができました。
ブラーノ島
カラフルな建物と、レース製品と、ねこが多い、小さな島。
漁師が霧の中でも迷わずに帰宅できるように、全ての建物が鮮やかに塗装されているのだそう。
人懐っこいねこが駆け寄ってきてくれたのが最も印象的でした。可愛すぎる。
ゴンドラ
ヴェネツィアといえばゴンドラは外せません。
当時雨が降っていたため欠航していたのですが、お願いしたら運良く乗せてもらうことができました。
降雨と満潮が重なって冠水状態になっており、橋の下を通る際はゴンドラを大きく傾けていました。
天気はいまいちでしたが、ヴェネチアでゴンドラに乗ることができたのは貴重な経験でした。
Grazie!
だいたいそんな感じの3泊6日旅行でした。良いリフレッシュになりました。
いつかまた必ず行きたいです。ではまた。